傾いた盃 |
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シト シト シト シト
ぬかるんだ地面に雨が降り注いでいった。 乾いたものはなくすべてが灰色で塗りつぶされているようだった。 世界には雨しか動きはなく。 生きているものはなくすべてが死に絶えていた。 じゃり 突然、静寂に包まれた世界に砂の擦れる音がした。 音のした方には黒い塊があった。 そしてその傍には白い何かがいた。 白い何かは黒いそれに触れた見た。 黒いそれはつるつるしていて落ちてくる雨さえはじいた。
by spectator1
| 2005-05-31 23:14
| 小説
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